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2014/12/31 (水) 23:51:43

2014年の森の記録、中国地方・中国山地の植生をめぐる。

Nikon 20140708 063



もう一つのテーマとして、今年見てきた森について振り返ります。
全体的には、中国山地沿いのブナ林を多く見て回っており、暖温帯域の常緑樹林に関してはあまり見に行く機会がなかったです。
また、中国地方・中国山地の中でも東部を散策することが多かったので、そうした地域的な偏りもあるかと思います。

見てきた中で、二次林である可能性が高い植生にはそのようにかいてみました。
ただ、二次的な性格が見受けられた場合であっても、大きな木が構成する林分や下層植生などの何らかの面で原生的な特徴が見受けられた場合など、複合的な面を考慮してそうでないようにかいているものもあります。
これは専門家ではない一個人が記事をかいています。




















ブナ二次林 扇ノ山(1309.9m) 5月中旬
Nikon 226

山頂の北側の平坦な稜線上には広範囲に亘って、若いブナの二次林が広がっています。
ところによっては、イタヤカエデを少数伴っていたり、大きな洞をもつスギもあったりしますが、概ねブナが独占的に生え、純林を形成しています。
林床は全般的にチシマザサが薄く茂っており、その中にはサンカヨウ、ミヤマカタバミ、ウスバサイシンなどが生育しています。















スギ林 氷ノ山南側稜線 10月中旬
Nikon 20141019 069



ブナ林 氷ノ山北側稜線 4月上旬
Nikon 295



ブナ・トチノキ林 氷ノ山仙谷 7月中旬
Nikon 20140712 027



ブナ林 西粟倉村北東部「若杉天然林」 10月下旬
Nikon 20141026 099




















ブナ林 三国山北嶺(1251.9m) 7月下旬
Nikon 20140721 039

この山頂から、南側にある恩原三国山(1213m)にかけての稜線上には断続的にブナ林が見られ、特に北嶺近くでは純林が形成されています。
また、この稜線の東側、登山道の通じる尾根部では大木の目立つブナ林が見られ、高木層には他にミズナラ、トチノキ、イタヤカエデ、スギなどを伴い、稜線の林分とは少し異なった景観となっています。




















落葉広葉樹林 櫃ヶ山(953.5m)「天狗の森」 6月下旬
Nikon 20140622 094

ケヤキ、ブナ、カツラなどをはじめ、様々な落葉広葉樹が入り混じっている森です。
森の主としての風格のあるカツラの巨木が見られる他、あまり目にすることのないオヒョウの大木など、特異な植生が残されています。
林床に笹はほとんど見られず、比較的豊かな下層植生が広がっていることも一つの特徴です。















ブナ林 上蒜山南西側斜面 9月下旬
Nikon 20140921 101



ブナ・ミズメ二次林 山乗渓谷源流部 10月下旬
Nikon 20141026 130



ブナ林 毛無山南側斜面 5月上旬
Nikon 352




















キャラボク林 大山(1729m) 10月下旬
Nikon 20141029 080

弥山(1709.4m)から西側へ緩く下っている台地面上を色濃い群落が広く覆っています。
キャラボクは多くの場合、チシマザサや落葉広葉樹などと混生しますが、ここではキャラボクが独占的に群落を構成しており、純林となっています。
この群落にはオオイタヤメイゲツやダイセンヒョウタンボクなどを少数伴い、群落内部にはエゾアジサイも見られます。















ブナ林 大山行者谷 5月中旬
Nikon 333



ブナ林 大山西側尾根部 10月下旬
Nikon 20141029 101



ブナ・スギ林 大山元谷 5月中旬
Nikon 297



サワグルミ林 大山振子沢下流部 6月上旬
Nikon 20140601 231



クロマツ二次林 豪円山 9月下旬
Nikon 20140923 037




















ブナ林 大万木山(1218m) 7月上旬
Nikon 20140708 072

「あがりこ」と呼ばれる樹形をしたものが目につき、二次的な一面を窺い知ることができます。
しかし、山頂の北東側の稜線上では林床に笹がほとんど見られず、様々な種類の低木や草本、シダ植物などが生い茂っています。
こうしたところを中心に、北方系の植物であるサンカヨウも生育しており、豊かな下層植生によって森全体が原生的な雰囲気を醸しています。















ブナ林 比婆山稜線 10月下旬
Nikon 20141025 071



ブナ林 猿政山南西側斜面上部 3月上旬
Nikon 063



落葉広葉樹二次林 三瓶山北側斜面下部 5月下旬
Nikon 20140531 012



ブナ林 三瓶山北東側斜面上部 12月下旬
Nikon 20141223 114




















ブナ林 寂地山(1337m) 5月上旬
Nikon 279

この山頂付近から吉和冠山(1339.0m)との分岐付近にかけてのなだらかな稜線沿いに広がっている植生です。
立地環境が影響してか、高木層にはスギも多く、さらに落葉広葉樹に関しても比較的多くの種類が混生しています。
大木が多い一方で、それら高木の密度は高くなく、下層植生も比較的豊かであることなどから、森としては発達した段階にあると思われます。















イヌブナ林 三段峡 11月上旬
Nikon 20141108 070



カラマツ人工林 松の木峠付近 5月上旬
Nikon 154



ブナ林 恐羅漢山北西側斜面 8月中旬
Nikon 20140811 124



落葉広葉樹林 匹見峡 5月中旬
Nikon 026




















モミ林 臥牛山(487m) 1月下旬
Nikon 037



ウバメガシ二次林 渋川海岸付近 1月上旬
Nikon 013



ケヤキ林 帝釈峡 4月下旬
Nikon 885



常緑広葉樹二次林 山野峡 3月下旬
Nikon 123



アカマツ・ツガ二次林 山野峡 3月下旬
Nikon 161



ブナ・イヌブナ林 東郷山(977.4m) 2月上旬
Nikon 046




















Nikon 344

来年はもっと様々なタイプの森を見て回れたら・・・と考えているところです。
・・・来年もどうぞよろしくお願いします。


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中国地方・中国山地へ・・・・自然や植生、その風景を求めて
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