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2015/01/22 (木) 07:10:13

冬の大山、青空と風雪の世界。

2015/01/18
Nikon 20150118 109

舞い上がる雪



鳥取県大山町、中国地方最高峰の大山(1729m)へ登りました。
日本海側に面した独立峰であることに加え、周辺の中国山地よりも標高が抜きん出て高いことから、冬季の天候は厳しさを極めます。
そんな冬山シーズンの最中ですが、この日は天候が安定して穏やかな日和となり、前日の新雪を踏みしめながら登りました。




















夜明け前の伯耆富士
Nikon 20150118 003



Nikon 20150118 013

西側から見る大山は富士のごとく、穏やかな裾野を広げています。
雲はあるけど、快晴の予感がします。















南光河原から見上げると、意外と雲が多いような・・・。
Nikon 20150118 014

7時50分ごろ、登山口を出発します。
そして、夏道コースで弥山(1709.4m)へ歩いていきます。

雪のない季節であれば最も安全で馴染み深いコースではありますが、今のような時期には必ずしもそうとは言えない場合もあるかと思います。
去年は年明け早々に天候の穏やかなタイミングで、6合目の少し上まで登りましたが、そこで撤退しています。
ただ、冬季において、もしも登ることができるとすれば、おそらく弥山までのこのコースしかないと思いました。
いずれにしても6合目より上部は未知の部分ではありましたが、天気予報をよく確認した上で、山頂まで行ってみることにしました。










スギ並木
Nikon 20150118 016

登り始めは僧坊跡が数多く見られる中を進みます。
こうしたところでは当時の植栽の名残なのか、比較的スギが多く、ミズナラやブナもこれに加わるかたちで混生しています。





常行谷の対岸尾根
Nikon 20150118 017





樹氷の中を進む。
Nikon 20150118 023

徐々に雲がとれてきました。




















青空と樹氷
Nikon 20150118 033










Nikon 20150118 116

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Nikon 20150118 041

Nikon 20150118 053

前日は中国山地沿いや山陰地方を中心に降雪があり、大山寺周辺でも30cm以上積雪量が増加したようです。
ブナ林帯ではその際に形成された樹氷が見られ、日の当たらない中では空の青を反映しているかのような色合いとなっていました。
梢の先々に至るまで着雪・着氷して枝垂れ、普段見るブナの樹形とはやや異なり、景色の雰囲気に新鮮味を感じました。




















甲ヶ山(かぶとがせん、1338m)と三鈷峰(1516m)
Nikon 20150118 037



五合目
Nikon 20150118 047



Nikon 20150118 050



Nikon 20150118 062





森林限界を越えた。
Nikon 20150118 056















9時40分ごろ、6合目の避難小屋に到着。
Nikon 20150118 058





これより先は・・・
Nikon 20150118 061

さらなる段階へ・・・。

ここで多くの方が、10~12本爪のアイゼンやピッケルなどを軸に装備を整えて出発していきます。
他にも、ヘルメットやゴーグルだけでなく、フェイスマスクやネックウォーマーなど、肌の露出も極力避けているようでしたが、これがどういうことか後で思い知ることとなりました。

本格的な装備の方々に圧倒され、10本爪軽アイゼンと先端ゴムを外しただけのストックのみで挑むのは不適切かと不安になりました。
ただ、あるグループの方が声をかけてくださり、その最後尾につくようアドバイスを頂きました。




















雪の締まった尾根を急登していきます。
Nikon 20150118 065



振り返るが、歩いたルートは見えない・・・。
Nikon 20150118 070



白い北壁を横に見ながら・・・
Nikon 20150118 112










Nikon 20150118 107

Nikon 20150118 111

「穏やか」とは言っても、6合目から上は尾根を渡る風が強く、積もっていた雪氷を元谷側へ吹き飛ばしていきます。
気温も低いようで、ホルダーの水も一部が凍り、唇も凍り、やがて頬の感覚もなくなりました。
ネックウォーマーくらいなら持ってこれたのになあ・・・と後悔しました。















大山山系の山やピークなど
Nikon 20150118 075

奥側2つ・・・左が甲ヶ山、右が矢筈ヶ山(?)
中央・・・三鈷峰
手前右側・・・別山





Nikon 20150118 071




















緩やかな弥山台地へ。
Nikon 20150118 074

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Nikon 20150118 076

Nikon 20150118 080

Nikon 20150118 092

日本最大のキャラボク純群落はすっかり雪に埋もれていました。
こうした状態で冬を越す点は、ハイマツの生育形態とよく似ています。

なだらかな勾配の雪面には随所に風と雪による不思議な模様が浮かび上がっていました。















まだ雪に埋まっていない山頂避難小屋
Nikon 20150118 103



Nikon 20150118 105










Nikon 20150118 101





山頂碑が少しばかり掘られてあった。(10:46)
Nikon 20150118 098




















山頂から・・・
Nikon 20150118 090

Nikon 20150118 100

海岸近くまでは積雪していないようです。










中国山地の山並み(南西側)
Nikon 20150118 096



毛無山(けなしがせん、1218.4m)
Nikon 20150118 094



おそらく道後山(1268.9m)か・・・。
Nikon 20150118 095










剣ヶ峰(1729m)・主稜線方面
Nikon 20150118 084



烏ヶ山(1448m)と、その向こうに皆ヶ山(みながせん)や蒜山三座などの稜線も・・・。
Nikon 20150118 083



崩落斜面
Nikon 20150118 089





Nikon 20150118 082















Nikon 20150118 099

弥山の三角点を見送り、下山開始。(10:57)




















下りでも樹氷に目を奪われ・・・
Nikon 20150118 115

登山口までお世話になったグループの方々と気持ちよく挨拶を交わして、本日の山行は終わりました。(12:32)
青空の下、山からの展望や新雪による樹氷など、今シーズン一番の山歩きができたような気がして、充実した一日となりました。










大山寺界隈からも見えるようになっていた。
Nikon 20150118 121



青空に白く映える伯耆富士
Nikon 20150118 126




















おまけ・・・

時間に余裕をもって帰路につきましたが、程なくして睡魔が・・・
蒜山高原で暖かな日差しを浴びながら、車で仮眠をとると、気づいたときには夕方となっていました。





大山南壁と烏ヶ山
Nikon 20150118 128



三木ヶ原
Nikon 20150118 133



三平山(1009.8m)
Nikon 20150118 135










Nikon 20150118 138

燃えたぎるような夕焼け雲がこの日の最後です。


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Trackback(-) comment (8) | 中国山地(大山山系)
comment
冬山の魅力
涼風 #-
氷雪と青空の何と美しい事!!危険を承知で冬山登山をする理由がわかるような気がしました。制覇した達成感はいかばかりかと・・・羨ましいです。
2015/01/22(木) 20:54:34 | URL | edit
涼風さんへ。
noyama #-
澄んだ青空の下、ブナ林の樹氷や白い北壁、頂上からの展望など、どれも冴えわたっていました・・・!
6合目より上部はそれまでの静かで穏やかな雰囲気から一変し、
「穏やかな一日」とされる中でも、冬の厳しさを身をもって体感したような感じがあります。
軽い地吹雪のような状況で、雪か氷かも分からないような塊が風に舞い上げられ、
ウェアや顔にバチバチと当たって大変でしたが、それらを含めて良い経験・刺激になりました。
2015/01/23(金) 17:31:28 | URL | edit
ta-raちゃん #-
何はともあれ、ご無事でよかったです^^

樹氷、この世のものとは思えない美しさです(^o^)

しかし大山… 麓から見上げる優しい姿からは想像
できない、神の領域だということがよくわかりました。
蒜山高原から見上げる夕焼けは、感慨一入だったのでは。

そうそう、凍傷は大丈夫でしたか?


2015/01/25(日) 12:22:18 | URL | edit
maya #-
雪山ってすごいですね。感激です。
雪は降りませんから想像もできないです。
秋のブナ林も素敵でした~♪まだ途中まで~(笑)おじゃまさせてください。
2015/01/25(日) 17:03:39 | URL | edit
ta-raさんへ。
noyama #-
この時期としては珍しく好天に恵まれ、
さらに寒気が流れ込んだ直後ということで空気も澄んでいました。

ブナなどの森林帯では静かな空間の中で樹氷を堪能し、
下界とは世界が異なっているような不思議な感覚に浸りました。
ただ、森林限界の上、6合目からは厳しい冬山の雰囲気に圧倒されて・・・
神々しい大山の様々な表情を窺い知ることができたような、気がします。

中国地方でこのような光景が見られるとは・・・
驚くと同時に、まだまだ知らないことが多いということも改めて感じさせられました。
この時期はこうした景色中心の記事が多くなると思われますが・・・すみません。

凍傷かは分かりませんが・・・頬は一時的なものでしたが、
唇がこの後ボロボロになってしまいました。
2015/01/28(水) 00:39:02 | URL | edit
mayaさんへ。
noyama #-
はじめまして。

雪山の魅力は様々ありますが、一番はその景色でしょうか・・・。
寒波が過ぎ去った直後に、快晴に恵まれた日などは特に狙い目だと思っています。

あとは、普段道の通じていないところなども縦横無尽に歩くのも楽しいです。
もちろん安全第一で・・・尾根などの地形に沿って迷わないようにしたり・・・。

文章が長くなりやすくて、読みづらかったりするかもしれませんが、
どうぞよろしくお願いします。
2015/01/28(水) 00:58:04 | URL | edit
おでかけリンちゃん #-
noyamaさん、おはようございます。

霧氷、太陽、青空、そしておまけの夕焼け。
どれも素晴らしい写真ばかりですね。
しんどい目をしながら、頑張って登った人に
だけ与えられる、まさにご褒美ですね。

感動しながら楽しませていただきました。
2015/02/08(日) 10:45:01 | URL | edit
おでかけリンちゃんさんへ。
noyama #-
こんにちは。

悪天候時の冬山で起こり得るという猛烈な風、ホワイトアウト、深い新雪のラッセルなど、
経験はありませんが、それらを思えば「穏やか」な日に登ることができて本当に良かったです。

大変ではありましたが、既に先行された方々がたくさんいて、トレースも道のようにしっかりしていました。
単独の冬山は精神的な負荷ですら、山行に支障をきたす要因にもなりますが、
今回は周囲の方々の心強い支えもあり、かなり順調に登っていくことができました。

そうしたことも含めて、充実した一日が過ごせたと思っています。
2015/02/10(火) 17:24:22 | URL | edit
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中国地方・中国山地へ・・・・自然や植生、その風景を求めて
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