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2015/02/27 (金) 18:17:15

岩屋の森と佇むカツラの巨樹。

2015/02/22
Nikon 20150222 061


岡山県鏡野町、泉山を擁する稜線の東側、香々美川流域の岩屋集落にある岩屋神社に行きました。
その社叢は「岩屋の森」として郷土記念物に指定され、この地域の極相を概ね反映した植生であるとされています。




















社叢を取り巻くスギ人工林
Nikon 20150222 058

社殿も含めて、社叢は西側急斜面の下部にあります。
斜面一帯を覆う人工林の中で、社殿より奥に細長く社叢が残されているような感じです。
ただし、平面上における面積としてはとても小規模ではないかと思われます。








社叢の様子
Nikon 20150222 057



サルナシの蔓
Nikon 20150222 060


ケヤキ
Nikon 20150222 086

社殿近くには神木と思われる大きなスギが数本ありますが、全体的にはケヤキを主体とした森ではないかと思います。
高木種としては常緑広葉樹のシラカシも見られますが、こちらは高木層に達するような大きさのものはありません。
社叢の北側からは竹(モウソウチク)が侵入しつつあり、植生の構造を変貌させてしまう懸念があります。

林内にはシロダモ、ヤブニッケイ、ヤブツバキ、アオキ、ヒサカキなどの常緑広葉樹が見られます。(落葉樹は除いています。)
このうち、高木~中高木とされるシロダモとヤブニッケイは比較的樹高の低い小さなものが目立ちます。
一方で、二次林内などで低木状のものをよく見かけるヒサカキは、ここでは樹高が高く、見上げていないと存在が確認できません。
林床に笹は見られず、ヤブソテツ類やイワガネソウなどのシダ植物が点々と生育し、一部の転石や倒伏木などを蘚苔類が覆っている状況です。















カツラの巨樹
Nikon 20150222 064

樹高約20m、幹回り約15m、推定樹齢は700年とされています。
中央付近には主幹があったと考えられており、現状では13本の幹が株立ちしています。
転石などの堆積した不安定な急傾斜地に根を下ろしていますが、斜面下側では一部の根が浮いています。








Nikon 20150222 067

Nikon 20150222 069

Nikon 20150222 070





Nikon 20150222 074

カツラ
カツラ科カツラ属の落葉広葉高木。
北海道、本州、四国、九州に分布し、暖温帯上部~冷温帯域に出現する。
主に山地の川沿いや谷筋に自生し、「渓畔林」や「河畔林」の植生構造に加えられることが多い。
また、北海道では低地でブナを欠く冷温帯性の広葉樹類とともに、亜寒帯性針葉樹と普遍的な混交林を構成している。
フサザクラやイヌブナなどと同様に、株立ちしやすい性質によって、岩石や土砂の流動が著しい不安定な立地にも適応している。
こうした性質から幹を次々と更新することが考えられるが、幹は一本でも長寿であり、各地にこの樹種の巨樹が存在する。
原生的な森の象徴と見なされる樹種である一方で、寺社などで見られる場合にはたたら製鉄に関連して植栽された可能性も考慮せざるを得ない。




















春を感じさせる雨が降り注いでいました。

Nikon 20150222 056

Nikon 20150222 089

Nikon 20150222 087








流域の上流部へ・・・。
Nikon 20150222 106

積雪地の景色にもみずみずしさが感じられました。


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Trackback(-) comment (0) | 中国山地(鏡野町)
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中国地方・中国山地へ・・・・自然や植生、その風景を求めて
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